冬の湯まち旅で失敗が起きるのは、着るものを「一枚」の世界で考えてしまうときです。移動、滞在、湯の三つの場面で、温度環境は全く別々に構成されています。それなら服装も三層に分けて考えるのが正道です。
| 層 | 直面する温度環境 | 選ぶべきもの |
|---|---|---|
| 移動層 | 吹き曝しのバス停や駐車場 | 風を通さない外套と手袋、首元の温存 |
| 静止層 | 暖房の効いた室内や休憩所 | 脱ぎ着しやすい薄手の上衣の取り分 |
| 湯上り層 | 濡れて素肌に迫る寒気 | 摩擦で履ける裏起毛素材と、フード付きの上着 |
工夫は、層の交代が一つの所で完了するように動線を組み上げることです。受付から更衣室、湯上がり休憩所までの経路に、解くものと穿くものの順序を書き添えておけば、当日の戸惑いが消えます。
雪道を含めた歩行の下拵えは雪見露天の準備の記、季節を跨いだ荷物総覧は旅の心得まとめをご覧ください。
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